折り紙は面白い。バッグに応用できないか
折り紙のようにたためるバッグをつくりたい。形をかえられるバッグをつくりたい。そんな思いからこのバッグは始まりました。2016年のことです。
底部をつくり、ねじるように回転させて平らにすると、約10㎝角に折りたたむことができます。
バッグとしてつかうときは、たたんだ時の逆方向に回転させると簡単に広がります。使い込むうちに段々と革もしなやかになりますので、たたんだり、広げたりが容易になります。
広げると約23×20㎝のサイズになります。長財布やスマートフォンがはいります。付属の手紐をつければ斜めかけバッグとしてつかえます。
どんな使い方ができるのかは、次でご紹介いたします。
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使い方①旅行中の街歩き
スーツケースは荷物置き場において、お財布やスマートフォン、キーなどの必要なものだけをいれて身軽に街歩きを楽しみたい、そんなときに最適なバッグです。
このバッグは螺旋に筒型に縫われているのでサイドの内側に縫代がありません。そのため、見た目以上に荷物を入れることができます。
また、こんな使い方もあります。
使い方②宿泊先で迷子になりがちな小物をひとまとめ
楽しい街歩きのあとは、宿泊先のホテルへ。
部屋にもどるとついついテーブルの上にキーや時計、アクセサリーなど無造作に置いてしまいがちになります。
でも大切なものは傷つけたくないですよね。
そんなときは、ボックス型に変形してつかってみましょう。
巾タテ10㎝×巾ヨコ10㎝×高さ10㎝のケースとしてつかえます。
使い方③インバッグ
大き目のバッグの中にインバッグとして使っても便利。例えば、新幹線などに乗車しているとき、席に荷物を置いて貴重品だけもってトイレに行きたいときありませんか。小さいサイズのこのバッグには常に貴重品を入れておけばさっと取り出せてとっても便利です。
商品は自分の子供も同様。名前をつけて愛でる。
私達が折りたためるバッグをつくったときに、新潟県発明協会の中村さんにたいへんお世話になりました。知的財産のことや商品に名前をつける大切さを教えてくださいました。形を考え、素材を選び、試作を繰り返し、やっと完成した商品は私達の子供も同然。商品名をつけることにしました。
つけた商品名は「ココモcocomo」。
名付け親は、中村さんです。小さい四角が(個)が集まっている感じから、”ココモ”はどうかな?と。それが私達の心にストンと落ちてきたのと、響きが可愛かったので即、決定しました。商品名をつけたら、さらに愛情が深まりました。これには自分でも驚きでした。
私達は、おかげ様で、このバッグについて実用新案を申請することができました。
そして新潟の皆さん、知的財産のご相談は一般社団法人新潟県発明協会へ。
いまはお休み中です。
折りたためるバッグ、ココモは現在のところ制作をお休みしています。
折りたためるバッグをつくりたい一心で完成にこぎつけましたが、このサイズで折たたむことに必要性がなかったことに気づいたのです。また、回転させてまで小さくする意味がない、半分に折れば小さくなること、日本には風呂敷という携帯に便利なものがあると様々な貴重な意見をいただきました。
もっともでした。
考えてみればすぐわかることでした。
当時の私達は完成品をつくることで気持ちが一杯で、使う人のことをよく見ていなかったようです。
猛省しました。そしてここからです。
反省をもとに、次の新しいココモバッグの制作がはじまりました。
お財布兼用バックのココモVer.2へつづきます。